「…急なことで驚かれたことでしょう。
旦那様から文を預かっております。」
手渡された文をあけてみる。
『愛しの愛しの奏楽へ。
奏楽を愛してやまないおじさまだよ♡
急なことでごめんね、いうの忘れてた
奏楽と千春の護衛として久佐波を真選組に潜入させました
よろしくっ♡♡
奏楽と千春を愛してやまない、この世で一番、いや宇宙一、奏楽を愛しているといっても過言ではない、この世の何よりもだれよりも奏楽と千春を----』
というところで文を仕舞った。
最後の署名のところが長すぎたが無視した。
「このことを千春は?」
「存じております。」
久佐波さんは恭しく目礼した。
(はあ…
前もって知らせておけば断られると思ったのかなんなのか…
また私の知らないところで…)
「では、三人は知り合いということは伏せておいたほうがいいですね。」
「そのように致しましょう。」
「わかりました。」
うん、とひとつうなずいてでは、と去ろうとすると久佐波さんにひきとめられた。
「奏楽様、この任についている間、私の主は奏楽様の指示に従えとの命を受けました。なんなりとお申し付けください」
「…わかりました」
「それでは、失礼いたします」
遠ざかる背中をぼーっと見つめた
(まぁ、だからといって何か命令しようとは思わないんだけどね。)
旦那様から文を預かっております。」
手渡された文をあけてみる。
『愛しの愛しの奏楽へ。
奏楽を愛してやまないおじさまだよ♡
急なことでごめんね、いうの忘れてた
奏楽と千春の護衛として久佐波を真選組に潜入させました
よろしくっ♡♡
奏楽と千春を愛してやまない、この世で一番、いや宇宙一、奏楽を愛しているといっても過言ではない、この世の何よりもだれよりも奏楽と千春を----』
というところで文を仕舞った。
最後の署名のところが長すぎたが無視した。
「このことを千春は?」
「存じております。」
久佐波さんは恭しく目礼した。
(はあ…
前もって知らせておけば断られると思ったのかなんなのか…
また私の知らないところで…)
「では、三人は知り合いということは伏せておいたほうがいいですね。」
「そのように致しましょう。」
「わかりました。」
うん、とひとつうなずいてでは、と去ろうとすると久佐波さんにひきとめられた。
「奏楽様、この任についている間、私の主は奏楽様の指示に従えとの命を受けました。なんなりとお申し付けください」
「…わかりました」
「それでは、失礼いたします」
遠ざかる背中をぼーっと見つめた
(まぁ、だからといって何か命令しようとは思わないんだけどね。)


