新撰組(仮) 二

あの、恋とかには疎そうな斎藤さんが‼︎


いや、それより待って、え、ちょ、


「すまない、千春…いらぬ心配をかけてしまったようだ。」


「そんな、いくら一さんでも風邪を侮っては、」


「千春。」


「はい…」


「今の顔をみても風邪だと思うか?本当に風邪は引いていない」


「も、申し訳ありません…‼︎私としたことが…‼︎」


「だ、だが、その、俺がいなくなったらというのは、その」


え、なになに、仲直りだけじゃないの?
いや、それだけでもとっても甘い雰囲気出ててたけどさ‼︎


「……‼︎」


意味を理解した千春の顔が赤くなる。


え、これは、何。
私はお邪魔な感じですか、そうですか。


いや、待って‼︎私はどうすればいいの?


あ、はい、お邪魔虫は退散しますね…