チッサイ、オッサン

するとやっと足元から見えるお札のシッポを発見した。


しかしオッサンより長いお札は、外巻きにハネて足からは離れている。


「あれじゃ届かない……。どうする!?」


しばし固まってお札のシッポをガン見したあと、オッサンは一生懸命手を伸ばし始めた。


固唾を飲む俺。


「……オッサン、手が伸びるとか奥の手はないのかよ!?まどろっこしい!」