チッサイ、オッサン

「な、なんてことだ……」


俺はとっさに立ち上がり壁のお札をはぎ取った。


「こうなれば最後の手段!直貼りだ!」


そして俺の人生最速の速さで、オッサンの背中に直接お札を貼り付けた。


「うりゃー!どうだー!」


思いきり後ずさってオッサンを凝視する。