チッサイ、オッサン

ふと目を覚ますとなぜか俺は全速力で走っていた。


「え!?ここ、どこ?」


ベットに座った記憶はあるのに、今は暗い道をひたすら疾走している。


歯を食いしばりわけもわからず最高速度で走りながら、なんとなく振り返って後ろを見た。


「っっ!!」


視線の先には、あのオッサンの大群が。


ドドドドド!っと地響きを立てて俺を追ってきているではないか。


「ぎゃあぁあぁー!死ぬうぅー!!」