チッサイ、オッサン

オッサンがクルッとうつぶせになって床を泳ぎだした。


意外と綺麗な平泳ぎが、なぜか無性に腹立たしい。


でも俺がお湯をかければかけるほど、オッサンは短い手足を使って楽しそうにスイスイ前に進んでいく。


「マジか!このままだと一体どうなってしまうのか終わりが見えん!」


しかし今の俺にはこのシャワーしか武器がない。


「とにかく、ぶっかけるのみ!!」