俺はもう面倒臭くなって適当に頷くと、視線の中に床に落ちているじいちゃんの写真が入ってきた。


「そうだ父さん。じいちゃんってどんな人だったの?」


写真を父さんに見せながら聞いてみた。


「あれ、この写真懐かしいなー。そうだな、とても優しくていつも笑ってる人だったよ」


俺はクスッと笑った。


「そうだよね。笑顔が可愛いんだよね」


父さんが怪訝な顔をする。