チッサイ、オッサン

「あ、いや、別になんでもないんだけど……」


「そう?じゃ俺飯食うからさ」


見守られたまんまじゃどうも食べにくい。


すると父さんが布団の上から俺の体をポンポンと撫でて言った。


「……気にするなよ」


「え?」


「女の子にフラれたからって、体壊すほど落ち込むな。父さんだって母さんと結婚できたんだから、お前にだっていつかいい嫁さんが来てくれるから」