チッサイ、オッサン

どうして泣くのか全くわからない俺は、ただオロオロしながら次々と零れ落ちる涙を見詰める事しかできない。


するとオッサンはヨロヨロと立ち上がって、俺に向かって歩き始めた。


まだ硬直気味の俺の足を登って、号泣しながら腹→胸→肩へと、何度も落ちそうになりながら登ってくる。


身動きできずにじっとしている俺の肩に、フラリと立ち上がったオッサン。


顔を前に向けたまま激しく戸惑う俺。