チッサイ、オッサン

近藤が更に顔を近づけて、俺の耳元で低く囁く。


「お前を……」


お前、を……?


ドスの効いた近藤の声に、全神経を注ぐ。


「……食うのさ」


「!!!?」


食うのさ……食うのさ……食うのさ……


頭の中に近藤の言葉がエンドレスでこだまし続ける。