チッサイ、オッサン

「いやさ、この前のお前の話が忘れられなくてさ。どうしてるかと思って」


まさに俺の天の助け!今すぐ拝みたい!


俺はテレビを見ているオッサンをチラ見したあと、クルッと背中を向けて話し始めた。


「気にしてくれてありがとう!それが、あれから佐々木さんとずっと暮らしてるんだ」


「は?佐々木?誰それ?」


そんな近藤の言葉を少し不思議に思う俺。


「え?あのオッサンのことだよね?」