「~~~っ//」
目の前の見るからに熱を持った頬に包み込むように触れれば、やはり温かい。
いや、熱いと言うべきか?
すべらかな額。
恥ずかしげに伏せられた目。
小さな鼻。
赤く色づいた頬。
順に撫でていく。
そのどれもが愛おしくて、顔を寄せ、唇で同じ道を辿る。
最後に、自分のそれと同じ場所に重ねた。
「んっ……//」
数秒軽く触れ合わせて、少し離れる。
足りない。
離れた途端に、触れた喜び以上の喪失感が襲ってくる。
もう一度……。
欲張りだと思うのに、止められない。
熱に浮かされたように何度も触れて、啄んで、様子を見るように離れれば、閉じられていた目がパチリと開かれた。