「もう、由依ったら……//」 チュッと君の頬に唇を寄せれば、照れ隠しを言いながらもはにかんだように笑って僕に身を委ねてくれる。 「……へへっ☆」 つられたように僕も笑顔になった。 すごく、幸せ。 風に揺れる緑も、良かったねって祝福してくれている気がした。 ねえ、夢なら醒めないで。 ずっとこのままでいさせて……。 夢路に眩む君の姿。 はらりと、僕の頬を温かい何かが伝った気がした。 End.