次に、梨緒。
「梨緒。今日ろくに話せなくてごめんね~。」
「ほんとだよ!!大丈夫って言いながらぜんぜん大丈夫じゃなかったし!」
梨緒は怒ってた。
めったに怒らないのに、たれ目がちの目をちょっとつらせて。
「ごめんって・・・。自分でもこんなになってるなんて思わなくて・・・。」
「そっか・・・。まぁ仕方ないね。」
「うん。それでさ、私の好きな人、疾風くんなの。」
梨緒は満足げに笑った。
「やっぱりそうか!」
「気づいてたの?」
「当たり前だよ!私、応援してるからね!」
「ありがとう・・・。」
「「あ・・」」
「梨緒先に良いよ!」
「うんwあのさ、省吾くんの好きな人。私じゃなくて棗なの。ほんとは知ってたよw」
「え?!」
「省吾くんが言うなっていうからさぁ・・・。」
そういって笑う梨緒は、少し困った顔をしていて。
「ねぇ、梨緒。梨緒の好きな人。本当は省吾でしょ?」
「な、なんで・・・」
「私だってわかるよ。何年友達やってると思ってるの?」
私は笑顔を見せた。
梨緒は戸惑ったような顔をして。
「そうだよ。でも、棗のことも好きだし。邪魔したくなかったの。」
「あのね、梨緒。私、そんな気遣って欲しくないから。」
「え?」
「好きな人には本気でぶつかって欲しいの。」
梨緒はびっくりしたあと、すぐ吹き出した。
「ありがとう。」
「なんで笑うのよぉ。」
「いや。棗があまりにも真剣だったから・・・ついw」
そんな感じで梨緒との会話は終わった。
私は、疾風くんを呼ぶとき。
深呼吸をした。
今日。
私の気持ちを言うから。
もし振られても。きっと後悔しない。
「梨緒。今日ろくに話せなくてごめんね~。」
「ほんとだよ!!大丈夫って言いながらぜんぜん大丈夫じゃなかったし!」
梨緒は怒ってた。
めったに怒らないのに、たれ目がちの目をちょっとつらせて。
「ごめんって・・・。自分でもこんなになってるなんて思わなくて・・・。」
「そっか・・・。まぁ仕方ないね。」
「うん。それでさ、私の好きな人、疾風くんなの。」
梨緒は満足げに笑った。
「やっぱりそうか!」
「気づいてたの?」
「当たり前だよ!私、応援してるからね!」
「ありがとう・・・。」
「「あ・・」」
「梨緒先に良いよ!」
「うんwあのさ、省吾くんの好きな人。私じゃなくて棗なの。ほんとは知ってたよw」
「え?!」
「省吾くんが言うなっていうからさぁ・・・。」
そういって笑う梨緒は、少し困った顔をしていて。
「ねぇ、梨緒。梨緒の好きな人。本当は省吾でしょ?」
「な、なんで・・・」
「私だってわかるよ。何年友達やってると思ってるの?」
私は笑顔を見せた。
梨緒は戸惑ったような顔をして。
「そうだよ。でも、棗のことも好きだし。邪魔したくなかったの。」
「あのね、梨緒。私、そんな気遣って欲しくないから。」
「え?」
「好きな人には本気でぶつかって欲しいの。」
梨緒はびっくりしたあと、すぐ吹き出した。
「ありがとう。」
「なんで笑うのよぉ。」
「いや。棗があまりにも真剣だったから・・・ついw」
そんな感じで梨緒との会話は終わった。
私は、疾風くんを呼ぶとき。
深呼吸をした。
今日。
私の気持ちを言うから。
もし振られても。きっと後悔しない。

