「棗~。梨緒ちゃん来てるよ~。」
「わかった~。」
私はママのその言葉を聞き、リビングに行った。
「おはよう、梨緒。」
「おはよっ、棗。」
私和田棗(わだなつめ)。
3兄弟の長女。
そして、この子、相沢梨緒(あいざわりお)。
2人兄妹の妹。
「あ、梨緒ちゃんおっは~。げっ。棗、何でおきてるんだよ。」
「当たり前でしょ?!バカ、省吾。」
コイツ。私の1つ下の弟、和田省吾。
生意気、けど、梨緒のことがスキらしい。
「あ、梨緒ちゃん、棗ねぇおはよぉ。」
「あ、由真おはよっ。」
この子、省吾と双子の和田由真。
可愛くて、優しくて自慢の妹。
ちなみに、梨緒のお兄ちゃんがすきなの。
「あ、はや兄も、来るって。」
「マジで?」
はや兄とは、梨緒の兄。
「お、みんな揃ってんな~。お、棗。久々だな。」
「疾風くん、おはよう。」
この人、相沢疾風。
2コ上のお兄ちゃん。
「じゃあ、いきますか。」
「そうしましょうか。」
「「うん!!」」
学校は、私&梨緒。疾風くん。省吾&由真。と別々で、途中で別れる。
一番最初に別れるのは、バス停で別れる疾風君。
「じゃあね!」
「おう!」
「由真~。一言も交わせてないじゃん~。」
「う・・・。」
「由真は奥手なんだよ!棗とは違うの!w」
「こら!省吾!」
全く・・・。
「あ、私らいくね。じゃね~。」
そういって、私たちは学校へ向かった。
あの、省吾の名残惜しそうな顔。
面白いなぁw

