あっという間に
新幹線の時間は終わり、
行きと同じく
バスに2時間ゆられ
あたしの暮らす
田舎に着いた。

「もぅ 修学旅行も
おわっちゃったのかー」
「うん。でも アキちゃん、
修学旅行のついでに
サプライズな思い出も
できたから、
よかったじゃん!」

「あ…あはは、そ、
そうだね〜…」

なに照れてんだ 自分!
平常心保てよ!!

(修学旅行実行委員長
からお願いします)

…はぁ 和範が
あたしを 好きね…
照れるなぁ〜

「秋佳さーん?
秋佳さん?みんなに
到着後の言葉だよ。
早くしてください」

「あっ…あぁ、はい!
すみません」