和範との話が終わり、
あたしは何もなかったか
のように 平常心を
保ったまま ナッチのもとへ
行き、自分の座席に座った。
やはり、ナッチには
なにも聞こえて
なかったらしい。
─これは いつ
話したらいいのかな…?
なんて 考えていたら…
「おいっ! 柳!
おまえ、和範に
告られただろっ!?」
いきなり、後ろの席に
座っている、城ヶ根 龍弥
(シロガネ リュウヤ)に
話しかけられた。
「…っ、なんで 知ってんの!?」
「えっ!! アキちゃん!!
なんで 教えて
くれなかったの!?」
「いや… ナッチに
相談しようとしたんだけど、
和範が本気なのか
わかんなかったから
しゃべるタイミングも
わかんなかった」

