壊された日常~消えていくクラスメート~

「本当はさぁ…一人を思う存分苦しめて怯える顔を見て楽しみたかったんだよねー」




そしてまるでウインナーでも切るように、ざっくりと簡単に俺の小指を切り落とす




「一人を思う存分虐める為に、他のやつらも消していって恐怖を味あわせようと思ったんだけどー」




そして今度は薬指を切り落とす




「なーんか他のやつらが怖がってる姿がすっごい笑えてきちゃってー」




きゃはははと笑いながら中指を切り落とす




その度に俺は絶叫する




「ハマっちゃったぁー」




彼女はまるで面白い遊びを見つけたと報告するように笑顔で人差し指を切り落とした




「今回最後に痛めつける相手はあんたにしたけど…やっぱ怯える顔とか痛みに泣き叫ぶ顔見るのって楽しいねー」




最後に親指がポトッと落ちる




もうだいぶ意識は遠のいていた