壊された日常~消えていくクラスメート~

全身…と言っても、消えていた翌日に縫われていたところは外れ、バラバラになっており




それらは掃除用具入れから流れるようにして出てきた




切断面が目に入る




そこは…特に胴体は、まるで中身がかき混ぜられたかのように…




「………っ!」




思わず口元を押さえてしゃがみ込む




胃の中から何かがせり上がってきそうなのを必死で抑える




他の皆も切断面を見てしまったのだろう…




顔は青ざめ、口元を押さえている




掃除用具入れから出てしまったものを戻すこともできないので、掲示物をはがし、上にかぶせる




この教室からすぐに立ち去ることに、皆賛成だった




次は音楽室へ向かうことにした




音楽室は被服室の近くの階段を上がったところにある