壊された日常~消えていくクラスメート~

そんな俺の心配もよそに




吉田君は翌日、自分の席に悲惨な状態で座っていた




首、腕、手首、足、腰に切断された後縫われたらしい痕があり、その縫われたところから血が流れていた




考えるまでもなく、死んでいることは明白だった




今回は血も出ててさらに猟奇的な死に方だったからか気分が悪くなる人もいたようだ




しかしそんな吉田君の死体も、また先生が来たら消えた




二度あることは三度ある




事が大きいほど、そのことわざを意識してしまう




俺は、もしかしたら今日も誰か消えるのかと周囲を気にしていた





だが、何時の間にか隣の席の飯田さんが消えていた




本当に気づかなかった




ついさっきまで一緒に話してたのに…