私はごろん、と横になる。 昨日は――実は、よく眠れなかったんだ。 あの人の あの澄んだ瞳が 私の頭から離れなかった。 きれーな瞳だったなぁ。 あーゆ人って やっぱり幸せなんだろーなぁ...。 ――――――――――――――――― 『月奈...。』 誰かが私を呼んでいる。 『月奈、必ず...迎えにくるから。』 あぁ、この声....。 「.....月」 「月奈。」 はっと、目が覚める。 「お、やっと起きた。」 起き上がった私を見て笑ったのは 「....ぇ??」 昨日の彼だった。