「ったくゥ。リリスってば、何をラブラブしてんのォ?」 ふわり、と軽く風に舞う、クセのない銀の髪。 クロアよりも身長は少し低く、身にまとう服もごくごくシンプルなもの。 軽妙な雰囲気と立ち居振る舞いをしてはいるが……確実に同業者、だろう。 よほど鋭敏な感覚の持ち主でしか気付けないような気配の殺し方、 いつでも動き出せるようにと、体の中心で固定された重心。 そして何よりも――― ―――その細い腕に似合わない、巨大で無骨な拳銃。