それは、シンプルなデザインのブレスレット。 リリスの髪と同じ金色の光が、暖かい陽光を受けて輝いている。 ……クロアは、それをしばらく無言で見つめたあと、 「すみません、これください」 素早くそれを買い取り、リリスの元へ向かった。 ……その頃のリリスといえば、 「……………ほぅ」 「ん?姉ちゃんのお気に召す物があったかい?」 「……えぇ、まぁ」 軽いイタズラ品から発火物まで、幅広く物を取り扱っている屋台の主人と話していた。