「…………でも、これくらいならイイよね?」 小さな囁きと共に、強く腕を引かれた。 「ッ!?」 そして気付いた時には、ベッドの中へ引きずり込まれていた。 『いくら油断していたとはいえ、仮にも暗殺者である私に対応させないなんて……!!』 リリスは身を固くし、戦慄した。 これは……隙だらけのように見えて、 殺す時は案外手こずるかもしれないな。