「…………は?」 突然現れ、リリスのことを『主』と呼んだ美女に、しかしリリスは覚えがない。 「…………誰」 クロアに抱きしめられたまま、顔だけをそちらに向けて問えば。 【我が名は、リア。樹を守護する神である 主が生まれ落ちてからずっと、主の中に宿っていた】 美女は、背筋を伸ばし……厳かにそう告げた。 ……それを聞いたリリスとクロアが、信じられない思いでお互いの顔を見合わせたその時――…