「…クロ、ア………」 初めて愛した、唯一の人だった。 命令に背いてまで護りたいと感じた、ただ一人の王子様だった。 なのに………、 今はもう、名前を呼ぶ事しか許されない。 結ばれる事など――今度こそ本当に、有り得ない。 「…………クロア…」