射出された銃弾、そしてコルトの握る銃が――…突然、
どろり、
と溶けたのだ。
リリスのドレスの胸元に、流体と化した弾丸が
バシッ!!という鈍い音をたてて付着する。
「……っ、」
目を見開き、驚愕するリリス。そして、
「……………な、なんだよコレぇぇえぇえええ!!!!」
コルトは、自分の手の中でゆっくりと溶け落ちる『銃』を見て叫んだ。
ぼた、ぼた、と重い音を立てて草の上に落ちる鈍色の流体。
――…しかし、それだけでは終わらない。
驚愕し、混乱するコルトの後ろ。
ざわ……、
と不自然に揺れ動いた木の一本が、コルトを包み込み、閉じ込めたのだ。
「なっ、なんなんだよ!?」
パニックを起こしたコルトが、半狂乱になって幹を叩くが、木はびくともしない。

