目の前の愛しい人を失う『怖さ』から流れる涙を、拭う事もせず。 やっと気付いた自分の『恋心』に、苦笑しながら。 感情のおもむくまま、クロアへと顔を近付け――… リリスは泣きながら、 戸惑うクロアの唇へ 自分の唇を淡く重ねた。