そして――… 「…………ぅぐっ!!」 そのうちの一つが、リリスの左腕を掠めていった。 傷事態は大した事ないが、吹き出した血にクロアは色を失くす。 「リリ…「大した事ないです」」 心配そうな声にそう返し、リリスはクロアを引きずって走る。 ――やがて、目的の城壁へやっと到着した。