最後に脅し文句を告げて、難無く木から降りた。 彼女が着ている薄緑色のドレスには、傷どころか枝葉の一つもついていない。 「…………………」 クロアはそれを見届けると、 「美人なのになぁ……」 ボヤきつつ、ゆっくりと木から降り始めた。 ……………… ………… ……