「ありがと。リリスは優しいね」 怯える自分を励まそうとしてくれたリリスに対してそう思うのは、ごく自然な事だった。 ―――だが。 「私が、優しい………っ!?」 リリスには、その言葉が信じられなかった。 ……否、信じたくなかった。 その言葉にうろたえ、取り乱し、柄にもなく動揺する。