クロアの存在一つで、こんなにも心臓の動きが違う。 これは、病気なのだろうか。……一度メルカに聞いた方がいいかもしれない。 頭の隅でそんな事を考えながら、リリスは言葉を紡ぐ。今、精神が不安定になっているだろうクロアを、元気づけるために。 そして、口から出てきたのは―― 「……クロア、貴方は何も心配しないでください。私は必ず貴方を守り抜きます。 ……貴方を殺していいのは、私だけ、なんですから」 躊躇いの一切ない、誓い。