「リリス……」 俺は、胸の中の愛しい温もりが消えないように願いながら、ギュッと抱きしめる。 一方、抱きしめられたリリスは……再び、自分の心臓が鳴り出すのを感じていた。 しかし、驚いた時のような大きな音ではなく、とくん…という優しい音。 その音と共に、自分が安らかな気持ちになっている事に気付く。 『一体、私はどうしたのでしょうか……』