人形の微笑




「リリス……」


俺は、胸の中の愛しい温もりが消えないように願いながら、ギュッと抱きしめる。


一方、抱きしめられたリリスは……再び、自分の心臓が鳴り出すのを感じていた。


しかし、驚いた時のような大きな音ではなく、とくん…という優しい音。


その音と共に、自分が安らかな気持ちになっている事に気付く。


『一体、私はどうしたのでしょうか……』