人形の微笑





「…………っリリス?」


口移しで薬を与えていたとはいえ、そのあともずっとキスし続けていたのは事実。


そして、それがバレたのだ。


『今日の評価は、猿よりも下になるのかなー……』


不安になりながら、恐る恐るクロアがリリスの顔を覗き込むと。



「…………っ」



熱で潤んだ緑の瞳。


真っ赤に上気した柔らかい頬。


ギュッと眉を寄せ、愛くるしい顔に困惑を浮かべる――リリスがいた。