人形の微笑





ズ、と足を前に出した途端、



リリスが振り返り。



フワッ、とリリスの着てたドレスの裾が翻ったかと思えば



音もなくリリスがこちらへと駆け出していて。



危機感と共に体の動きを止めた時には、




ピタッ……




冷たく鋭い刃が、クロアの首筋に押し当てられていた。