………[機巧時計]。 施設きっての天才児で、暗殺成功率の高いフリーの暗殺者の一人。 言うなれば、リリスの後輩的存在。 どんな人間も、指定された日時、時刻に正確に殺す事から、そう名付けられたと聞いている。 ……正直、その正体がコルトだとは思いたくなかったな。 小さな、まだコルトがひ弱だった頃を知っているだけに、尚更。 ――――だが、 「……………何の用」 今はそんな事関係ない。 リリスは隠し持っていた短剣に手を伸ばしながら、静かに問い掛けた。