そう言って爽やか男は苦笑いの表情からまた優しい笑顔を見せた。
爽やかで品があって優しくて紳士的で着ている白いスーツがよく似合っていてまるでおとぎ話に出てくるような王子様の様だ。
最低男とは、全く真逆のタイプだ。
それになにより…めっちゃかっこいい。あたし最低男よりこっちの方がタイプかも。
「はるちゃーん、せっかくだから寄ってってもらおうよ~」
可愛い声で話ながら爽やか王子の所に来た150センチくらいの小さな男の子。
可愛い声が特徴的でブラウン色の柔らかそうな髪にクリクリな大きな瞳。白くてスベスベな肌はまるで女の子みたいだ。
この子、一体いくつなんだろう。
「そうだね、せっかく来てくれたんだし。初めてのお客様には豪華なおもてなしをしないとね」
え゛……ちょっと待って。なんか勝手に話が進んでいるんですけど!

