う、わぁ……綺麗な顔。最低男と競えるくらいの顔立ちに同じくらいの身長。 けれど最低男とは真逆で見た目に品がありその笑顔は優しくて人柄がよさそうな人だ。 「もしかして…徹夜に連れて来られちゃったのかな?」 徹夜?……あぁ、あのチャラ男のことか。 そう言って男はあたしの目の前に立ちあたしの顔を覗き込む。 「まぁ…そんな所ですかね。無理やり連れて来られて」 「そっか、それは災難だったね。あいつこういうこと何回もあって…悪気はないんだ許してあげて?俺からも徹夜にちゃんと言っておくから」