枕元に置いてあった最低男の携帯が鳴る。




「朝っぱらから電話かけてくんじゃねえーよ…殺すぞ…」




うわっ、機嫌わる。もしかしてこいつ寝起きはかなり面倒くさいタイプ?




「…あぁ、分かった。じゃあな」




そう言って電話を切ると「あーくそ。眠気覚めちまった」そう言って舌打ちをして起き上がる




「お前、今日どっか行くのか?」




「うん、まぁ生活に必要な物を色々と買いに行かなきゃいけないし」





そう言うと最低男は、財布からカードを出しあたしに渡した。




「これで買って来い」




ちょっと待って。これ10万は余裕であるよ…




「いや、さすがにこんなに…」




「別に普通だろ?そんなことより忘れてた。これ」