最低男の言葉に思わず目が点になる。
「は?なんであたしなわけ?」
「お前、こっちは家と生活費を提供してんだぞ?タダ働きで済むと思うなよ」
確かに…そうだけど…仕方ない。こればかりは従うしかない。
「わかった」
「後、それとーー」
はいはい、分かりましたよーだ。
面倒くさがりのあたしは、最低男の言葉に耳を傾けようとしないで垂れ流す。
「でっ、お前が寝る場所はあそこだ」
そう言って奥にある部屋に指をさした。
「話は終わりだ。後は寝るなりテレビ見るなり好きにしろ」
そう言ってリビングを出てお風呂場に向かった最低男。
はぁ…なんか、疲れた。眠いしもう寝よう。