同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正









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床に落ちている服を拾って
着替え終わると遊は車の
鍵を手にしていた。









(じゃっ、送ってくよ。)







「ありがとう、遊。」







あたしは、遊の引き締まった腕に
絡ませて密着したまま
ロビーに向かった。









(捺海さぁ、最近ほとんど
連絡とか泊まりに来るの
なかったな。)









まぁ、最低男と一緒に住んでるから
他の男ん家に泊まるってことは
ないと思う。







「ちょっと良いの見付けたんだ。」








(へぇー……どんな奴??)






どんな奴かぁー……






「金が結構あって、カッコいいけど
性格は最悪だね。」







(最悪ねぇ……


まっ、そいつばっかりじゃなくって
俺にも相手しろよ。)







「うん、当たり前じゃん。」






あたしは、遊を見ながら笑顔で言った。






ロビーに入って、
しばらく歩くと段々と
出口のドアが見えて来た。