それに、いるって言うと……
アイツのことを彼氏って思っている意味に
なるじゃん??
絶対にっっ、嫌だもんね!!
って言うか……
そう言う自分は、
どうなの??
「遊は??
彼女とは、どうなったの??」
遊は、フォークを
クルクル回しながら
応えた。
(んー………別れた。)
「何で??」
予想通りの言葉だけど
平常心に振る舞う。
(飽きたから別れた。
やっぱ、色んな女といる方が楽で良い。)
「そっかぁ……」
あたしは遊に、ニッコリ微笑んだ。
やっぱり、男なんて……
そんなもんだよね。
こんなことを聞いて、
ますます男が嫌いに
なって行く。
嫌いとか言っておいて、その男と寝る自分も
嫌いだ。
男も嫌いだけど……
全ての自分が一番
大嫌いだ。

