「お前、付き合ってる男いるか?」
「いないけど」
「ふーんそうか。じゃあもう一つ聞く。お前、帰る家ないんだろ」
なんでこいつ知ってるの?あたしに帰る家がなんてないって。
まさかー……ストーカー!?
「おい、変な勘違いすんなよ。俺はストーカーでもなんでもない」
なっ、なんであたしの考えてることが分かったの?
「何であたしが帰る家がないって分かったの?」
「見れば分かる。お前が持ってる荷物でな」
は、はぁ…男の言葉に呆然とする。
「でもお互いが特する条件なんてあるわけ?」
「ある。それはお前が俺と一緒に住むことだ」
あたしが…こいつの家に?

