同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正







自分の身の危険を感じたあたしは、掴まれている腕が緩んだ隙に腕を振りはらい逃げだそうとする。



「あ、そうだ。このあと会う約束してるんだった。じゃ!あたしはこれで失礼させて…」




「…おい、待てよ」




男はあたしの手首を掴み引き止める。



男の声は今までとは違う。明らかに怒っている声。



恐る恐る顔を上げるとーー



あたしを睨み付けていた。




「てめえ…よくも……

よくもこの俺様の顔を殴ったな」




やばいめちゃくちゃ怒ってる。



しかもこの男…自分のことを“俺様”って言ったよね?