今まで聞いたことのない声にあたしは戸惑いを隠せなかった。




それに怒りの感情も伝わってくる。




「ねぇ、ほんとにどうしたの?なんかおかしいよ…今日のあんた」





「……じゃない」




「え?」



「俺はあんたって名前じゃない。名前で呼べよ捺海…」





ドキッーーーー




最低男の手があたしの頬をゆっくりと触れる





なんでそんな顔するの?