同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正









ぐいっーーーー




腕を掴まれ驚いて振り向くと春綺君は、あたしの腕を掴んでいた。





えっ…?




呆然と春綺君を見つめる。



だって、こんなの今まで一度も春綺君にされなかった。



たった、少しだけの沈黙が何故か妙に長く感じた。




暖かい風が静かに吹く度に春綺君の黒髪が動いてシャンプーの香りがほんのりと香った。