でしょうね、あんたの性格じゃ水族館の良さなんて分からないでしょうね!
「あんたと違って春綺君はそういの楽しめる人だから」
「お前…春綺となんもないよな?」
「仮にあたしが春綺君となにかあったとしてもあんたには関係ないでしょ」
あたしはそっぽを向いて冷たく言い放った。
「関係あるに決まってんだろ」
「ちょ!」
最低男はそう言ってあたしの顔を無理やり自分の方に向かせた。
「は、離して!」
「なんで離さなきゃいけない?お前は俺の女だろ。ならキスの一つや二つするだろ」
最低男はそう言って口元を釣り上げ顔を近付けてきた。

