同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正







そんなことを思っていると最低男の瞼がゆっくりと開く。





「…ん、俺…寝てたのか?」




「うん、ぐっすり」




「そうか」と言ってあくびをする尚希に「ねぇ、もしかしてあたしが帰って来るの待ってたの?」




あたしがそう聞くと最低男の動きがぴくりと止まる。





「あ?んなわけねぇーだろ。なに自惚れたこと言ってんだよ」





ああそうですよね!あんたがあたしの帰りを待ってるなんてこと一生ないでしょうね!!




「で?」




「え、何。でって……」





「春綺とのデートは?」




「まぁ普通に楽しかったよ。水族館にも行ったんだ」




「水族館なんて行ってどうすんだよ、泳いでる魚なんか見て楽しいか?俺だったらぜってぇー無理」