同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正







「そうなんだ」



そう言えばあたしあいつの家庭のこと全く知らないや。まぁでもそれはあいつも同じか…




するとタイミングよく料理が運ばれてきた。




「わぁー、美味しそう」



「ふふ、よかった。それじゃ食べようか」




あたしは、「いただきます」と言ってナイフとフォークを持って料理を一口食べる。




「…捺海ちゃんってさ結構、尚希に大事にされてるんだね」




「へ…?」




春綺君の言葉に進んでいたフォークが止まる。




え…あたしがあいつに大事にされてる?今まで散々あんなことされてるのに?





「…いやいや。それはないよー」




あたしは、失笑しながら否定して止まっていた手を動かして料理を食べる。