「ね、ねぇ今、何てー……」




「だから悪かった」




「……」




えぇぇぇぇ??!!




「ど、どうしたの!?まだ熱が完全に下がってないから頭やられた?」




こんなあっさりとあたしにお礼を言うなんて最低男らしくない。




なんか……気色悪い!!




「あのなぁ俺だって人間なんだから礼の一つや二つくらい普通だろ。人が礼言ったのになんだよそれ。もういい」




最低男は更に不機嫌な顔をしてそのまま布団にもぐりこんだ。



「ご、ごめんって。お詫びにあの〜ほら、お粥作ってあげるからさ!」






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